ヨーロッパに古くから伝わる香りを使った民間療法です。
植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。
植物から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(精油)の力は、自然治癒力や免疫力を向上させ、心と身体のバランスを整えて不調や痛みを和らげてくれます。
一般的には香りを嗅ぐことで、皮膚から吸収された精油の芳香成分(植物のエネルギー)は“心”を安定させ“体”を本来の自分のリズムに戻してくれます。
アロマテラピーという言葉は、20世紀初頭
フランスの化学者ガットフォセが実験中の事故で火傷を負った際、ラベンダーの精油(エッセンシャルオイル)を用いてその効能を自ら体験したことから、この植物療法をアロマテラピーと命名したことが始まりです。
植物の香りの成分は、数千年もの間、古くは古代エジプト文明の時代から薫香や浸剤のかたちで使われていました。
植物から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイル(植物油)をブレンドして作ったオイルを身体に塗布して行うトリートメントです。
ローズミーのアロマリンパトリートメントは、あらかじめブレンドしてあるオイルは使用致しません。
お客様にカウンセリングを受けていただき、体調やお持ちの症状、生活習慣など把握させていただいた上で、お客様お一人おひとりに合わせた精油を使用したオリジナルのブレンドオイルをその場でおつくりします。
オールハンドのアロマリンパトリートメントは、優しく擦ったり、強めの圧をかけたり、揉みほぐしたり、またリンパの流れに沿ってお客様の体の状態を確認しながら丁寧にトリートメントをさせていただきます。
リンパは全身を巡っていますが、ローズミーでは代表的な「4大リンパ節」を流していく手技がございます。
一般的にリンパの流れが滞っている箇所にアプローチしていきますので、痛みを感じる場合もあります。(個人差あり)
我慢できない痛みの場合は、遠慮せずにセラピストに申し出てく下さいますようお願いいたします。
トリートメント後は、リンパの流れもよくなり、体が軽くなり、楽になったぁ~とのお声もよくききます。
精油とは、別名“エッセンシャルオイル”とも呼ばれます。
植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。
有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
「油」という文字が含まれている精油ですが、「油脂」ではありません。
オリーブ油やごま油などの植物油と同じようなものだと思われがちなのですが、これは大きな誤解なのです。
植物油の多くは「油脂」といわれる物質で、脂肪酸とグリセリンからできています。
それに比べて「精油」は、植物が作り出した天然の化学物質である有機化合物が集まってできたものです。
精油(エッセンシャルオイル)には、3つの特徴があります。
1.強い香りがする「芳香性」
2.空気中に放置しておくと蒸発する「揮発性」
3.水に溶けにくく、油に溶けやすい「親油性(脂溶性)」
その他にも光や熱、酸素によって劣化する特性を持つため、取り扱いには十分な注意が必要です。
精油(エッセンシャルオイル)は、気分をリラックスさせたり、気持ちを落ち着かせたりするだけではありません。精油の香り成分は、私たちの体内に入り込んで、しっかり働きかけて、心身にさまざまな変化や効果をもたらしてくれます。
体に働きかけてくれる3つのシステムがあります。
1.鼻から脳へ
精油(エッセンシャルオイル)の香り成分は、空気から鼻に入り込んで、鼻の奥上にある、嗅上皮(きゅうじょうひ)と呼ばれるところから、 電気信号に変換して、神経を介して、大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)に、
そのメッセージを送ります。大脳辺縁系は、感情や本能をつかさどっており、
さらにその中のホルモン系・自律神経系・免疫系をつかさどる、視床下部(ししょうかぶ)や 脳下垂体(のうかすいたい)や記憶を司る海馬(かいば)などにも影響を与えます。
2.鼻から肺へ~全身へ
鼻から精油(エッセンシャルオイル)を嗅いだとき、鼻奥の嗅上皮(きゅうじょうひ)に届かなかった香り分子は、鼻から気管支~肺に入ります。
呼吸したときに入って来た酸素を血液に送り込む器官が肺です。
香りもそのルートにのって、 肺の壁から毛細血管の血液に入り込んで全身を巡ります。
3.皮膚から全身へ
皮膚は、体内の老廃物を排出したり、酸素や栄養を取り込む役目以外にも、
ウイルスや菌・異物などから、からだを守るためのとしての、バリアの役割があります。そのため、皮膚は、なかなか物質を通しません。
精油(エッセンシャルオイル)は、小さな分子構造を持っていてしかも皮脂膜となじみやすい性質を持っているので、皮膚の毛穴や汗腺、皮膚表面の角質層から浸透して、血管やリンパ液に入り込んで、全身を駆け巡って各細胞に届けられます。
1.心身への作用
鎮静作用
神経系を鎮静し、心と身体の働きをリラックスさせる作用。また鎮静作用は眠気を催す「催眠作用」につながることもあります。
消化・食欲増進作用
胃腸の消化活動を高めたり、食欲を増進する作用。同じような意味で、胃の働きをよくすることを、健胃作用といいます。
ホルモン調節作用
ホルモンの分泌を調整する作用です。
刺激作用
心や身体の活動を刺激し、高める作用です。
免疫賦活作用
免疫の働きを強め、活性化する作用です。
2.細菌やウイルス、虫などに対する作用
殺菌作用
バクテリアなどの菌を殺す作用です。
抗菌作用
細菌の増殖を抑える作用です。
殺虫・虫よけ作用
虫を殺したり、よけたりする作用です。